もちろん、技術的な理由もあるとは思うが、
おそらく戦略上の理由が大きいのだと思う。

Flashではなく、独自のアプリ仕様を作ったことで、
たしかに、アプリ開発者にとっての敷居は高くなってしまった。

もしiPhoneがFlash対応だったら、
一気にアプリがiPhone用に流れ込んでくるだろう。
これだと、市場がすぐに出来上がる代わりに、
「新規にアプリを作る人間が大儲けする」
っていう確率も下がるだろう。


そして、これはアップルにとって重要なことだが、
iPhone用のキラーアプリがたくさん出揃ってきた際、
もしオープンな仕様だったとしたら、
人気アプリは別のプラットフォーム(Androidなど)にも
一気に流出してしまい、iPhoneのプラットフォームとしての
優位性はなくなるが、独自仕様のアプリにしておくことで、
流出はある程度防げる。


つまり、
公式サイト主流だった時代の、有料コンテンツ時代のiモード
のような、アプリ(コンテンツ)作者に売り上げを還元する仕組みを
提供し、プラットフォームとして独占することがアップルの狙い
なのだろうと思う。

コメント

EmolAIR
EmolAIR
2008年11月2日16:15

ちらちらと読ませてもらってます。
興味深いところが沢山あるので、リンクさせていただきました。

霧星
2008年11月10日20:55

はじめまして~。
色々と面白いお話がたくさんあり、興味深かったのでいきなりですがリンクさせていただきました。

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